じゃあnippon歩けばいいさ、小さな幸せがみえてくる。

日本を歩いて縦断中。非日常な日常のハナシ

ちょっと今から仕事やめてくる

こんな事言うと、どういう風に伝わるのかわかりませんが、僕は仕事が好きです。

いろんな仕事をしてきた24歳ですが、この主人公は僕の全く知らない世界。ブラック企業で駒のようにつかわれるサラリーマン。はい。本の紹介です(笑)

 

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ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

ーあらすじー

過酷な労働で毎日をただ過ごしているだけの主人公の隆(タカシ)。帰りに疲れ果て、ホームで無意識に飛び込もうとしていたその時、同級生だという「ヤマモト」に助けられる。「久しぶりやな!俺や、ヤマモト!」その後何回も仕事帰りに飲みに行くのだが、なぜかヤマモトの昔を思い出せない。別の同級生に聞いてみたところ、確かにヤマモトは存在した。しかし、小学生の頃に引っ越したヤマモトは現在海外滞在中だという。では目の前にいるのは一体…。気になりインターネットで調べていくうちに明らかになる事実。なんと彼は3年前に激務により自殺していた。さらに深まる謎、そして何の目的で隆に嘘をつき、助け、友達となっていったのか。最後は感動する、働く人の心に何かを気づかせてくれる作品。

第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞』受賞作

この賞の詳しい説明は→電撃小説大賞

 

1日でぺろっと読み終わってしまう文庫本。ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫) これを読んで思った。本当にこういう現実もあるんだろうなって。大学卒業して、有名・一流企業の内定もらうために何社も面接をして履歴書書きまくってね。自分は大学行かなかったし(意味がなく感じた)、そういった就職活動したことないし、ポンポンいい感じに今日まで進んでいったから、いつかは違う形で似たような苦労が来るのだと思う。さぁ来い!って感じだけど(笑)

それと同時に、自分は幸せなんだなと思った。

それに、なんでそんなに仕事を嫌なものとして考えるかがわからなかったりする。

それは単に、隆のようなサラリーマン生活や、上司による過度な圧力を感じたことがないからなのかもしれない。

けど!もっとさ、こう、仕事を違う風に捉えたらいいんじゃないの?と、思うわけでして。

僕は今まで、やりたい・身に付けたいって思った仕事しかしたことがないです。もちろんその1つ1つの仕事で嫌だなぁって内容のこともある。

自分の中で仕事は「習い事」のような感覚でしてきたんだと思う。

ー仕事が習い事だとぉ!?

はい。もちろん習い事というのは1つの例えであって、実際はそんな風に仕事はしていませんよ!一人暮らし始めた時に料理できたらいいなぁ。自分で野菜育てられたら楽しいなぁ。引っ越しは自分の力でやってやる。

なんでもいい。この先や現在、身に付けたいスキルがあって、それをクリアしたら次の自分にステップアップする為に仕事を変える。そんな仕事の仕方もありでしょ!

ーそんなの続かないってだけでしょ?

いやいやそんなことはないです。長くも短くも仕事はしてきました。その時、身に付けたいスキルに時間が必要なら時間をかける。短期間で済むなら時間はかけない。それだけ。長くやりたいかどうか。時間が必要かどうかなだけ。続かないわけではない。もちろんお金も大事。

 

この本でこんな事言っていました。

“俺の人生は、お前のためにあるんでも、この会社のためにあるんでもねぇ。俺の人生はなあ、俺と、俺の周りの大切な人のためにあるんだよ!”

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)引用

この後主人公は上司に怒りをぶつけて退職するので後味は非常によろしくないですが、仕事は人生の一部であって、会社は自分が辞めても大半はなんとかなるもの。自分の人生だもん。好きなように生きたらいいんじゃないの!?結婚して子供できるまでは更に自由なんだから、いろんな経験をたくさん積んだ方が楽しいと僕は思うのです。それが現在の考え方です。

 

主人公の隆とは全く違う人生を歩んできたけど、共感する部分や、あらためて気づかされることがあったので思わずブログを書いちゃいました(笑) 中古なら1円で買えるみたいですよ(安!)


というハナシ。