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日本を歩いて縦断中。非日常な日常のハナシ

岩手は民俗芸能の宝庫だぁぁぁ No.03

岩手県民俗芸能の宝庫である。のだそう。確かにそうなんです!有名どころは…

今回はこちらにピックアップ!

 

  鹿踊り f:id:nippontabissei:20160814214254j:plain

岩手県の代表的な伝統芸能鹿踊り(ししおどり)。盆や秋祭りの際に、神社の境内や家の庭で踊られ、五穀豊穣・念仏供養などの意味合いがあるという。太鼓踊り系・幕踊り系と大きく2つに分類される。

太鼓踊り系は、長いササラを背につけ、腹には桶胴太鼓を抱え、太鼓を鳴らしながら踊る。

幕踊り系は、ササラが短く、獅子頭から垂れる幕を両手に持って踊り、太鼓や笛は別に演奏者がいる。という。勉強した!実際に見たのは太鼓踊り系だった。幕踊り系も面白そう。

 

ルーツを知る

鹿踊りは、鹿子踊や獅子踊などとも書き、風流獅子踊の一種として鹿の頭をかぶって勇壮に踊るものです。その起源については様々な説があり、特定できません。狩猟で犠牲になった大量の鹿の供養で始められたという説。猟師である夫の放った猟銃の玉が鹿に当たらないようにと、自ら楯になって死んだ妻の墓の前で、八頭の鹿が柳の枝をくわえて回っていた。その姿を見て感動した夫が鹿の皮を着て供養のために踊った、という説。香取鹿島の神の使いとして崇敬されていた鹿に扮し、春日大社に奉納した踊りだという説もあります。

http://www.thr.mlit.go.jp/isawa/sasala/vol_11/vol11_21.htm 鹿踊りのルーツと独特の装束の謎に迫る

 

衣装から紐解く 

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伝統芸能といえば、衣装も見どころの1つ!謎が多いものばかりですが、そこも面白かったりする。

背中につけている「ササラ」という白くて長い物。神具の1つである御幣を象徴していると言われ、地面に叩きつけて悪いものを払い、五穀豊穣・念仏供養を願うという。装束はなんと15キロだとか…。そんな重量だとは思わせない軽やかな動きの踊り手。ジャンプしたり地面にササラをつけたりと、とても体力を使いそう。

 

この鹿踊り、こんなところにも出てくる。

へー!ここにも鹿踊りが!注文の多い料理店といえば宮沢賢治の有名すぎる最初の童話集。その中に「鹿踊りのはじまり」という話が収録されている。そんな宮沢賢治岩手県(現在の花巻市)出身ということもあり、彼に関連させた場所やものが岩手には多い。

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勇壮かつしなやかな鹿踊り。オススメですよ!